ベーリンガーインゲルハイム、2026年上半期の業績を発表 ジャディアンス®および米国での新製品上市が成長を牽引 | Boehringer Ingelheim JP

ベーリンガーインゲルハイム、2026年上半期の業績を発表 ジャディアンス®および米国での新製品上市が成長を牽引

和訳リリース, 2026年07月22日

報道関係者向け情報

このホームページでは、国内の報道関係者の方々を対象に、ベーリンガーインゲルハイムジャパングループ各社の情報ならびに関連情報をご提供しています。一般の方に対する情報提供を目的としたものではありませんのでご了承ください。

当プレスリリースについて

この資料は、ドイツのベーリンガーインゲルハイム(Boehringer Ingelheim GmbH)が7月15日に発表したプレスリリースをもとに日本語に翻訳したものです。なお、日本の法規制などの観点から一部、削除、改変または追記している部分があります。この資料の内容および解釈については英語のオリジナルが優先することをご了承ください。

2026年7月15日 ドイツ/インゲルハイム

ベーリンガーインゲルハイムは、ジャディアンス®(一般名:エンパグリフロジン)に対する需要の拡大と、新製品の順調な上市を背景とした米国での力強い成長に牽引され、2026年上半期も継続的な売上成長を達成しました。グループ全体の売上高は158億ユーロ(前年同期比16.2%*増)となり、このうち医療用医薬品事業は131億ユーロ、アニマルヘルス事業は26億ユーロでした。

ベーリンガーインゲルハイムの取締役会会長 兼 医療用医薬品事業ユニット担当取締役であるシャシャンク・デシュパンデは次のように述べています。「新製品であるジャスケイド®およびヘルネクシオス®の市場への浸透が順調に進んでいることは、これら2製品が患者さんにもたらすイノベーションの価値を示しており、依然として高いアンメットメディカルニーズが存在する領域における治療の進展に貢献していることを意味します。医療分野における研究の進展により新たな可能性が広がるなかで、米国のようなイノベーションを後押しする環境は、画期的な治療法をより迅速に患者さんへ届けるうえで重要な役割を果たしています」

財務担当取締役のフランク・ヒューブラーは次のように述べています。「当社の業績は、医療用医薬品事業およびアニマルヘルス事業の両事業において、厳しいマクロ経済環境や政治的に不確実性の高い状況の中でも、着実に事業を推進してきたことを示しています。私たちは引き続き、革新的な医薬品を世界中の患者さんと動物に届けることに注力していきます。今後を見据えると、長期的な投資については私たちにとっての成長市場を中心として、患者さんに最大限の価値をもたらすことができる分野に重点的に配分していく必要があります。また、世界各国の政府との連携を通じて、革新的な医薬品の価値が適切に評価され、患者さんが必要な治療にアクセスできる環境の整備にも取り組んでまいります」

医療用医薬品事業:主要製品の上市が成長を後押し

医療用医薬品事業の売上高は、新製品の上市が寄与し、131億ユーロ(前年同期比20.1%*増)となりました。慢性腎臓病、2型糖尿病および慢性心不全の治療薬であるジャディアンス®を含むジャディアンス®ファミリーの2026年上半期の売上高は57億ユーロに達し、ジャディアンス®をはじめとする主力製品が引き続き事業成長を牽引しました。ジャディアンス®の好調な業績は、患者数の拡大に加え、米国における薬価および償還制度の変化を背景とした販売数量の大幅な増加によるものです。この動きは、医療アクセスおよび患者さんが持続可能かつ負担可能な形で治療を受けられる環境の確保に取り組むベーリンガーインゲルハイムのコミットメントにも合致しています。なお、ジャディアンス®の販売数量増加による影響を除いた場合、医療用医薬品事業の上半期の成長率は、医薬品市場全体の成長率と概ね同水準でした。

当社の直近の上市品であるジャスケイド®(一般名:ネランドミラスト)およびヘルネクシオス®(一般名:ゾンゲルチニブ)も、特に米国において順調な市場浸透を示しました。特に米国では、イノベーションを後押しする環境を背景に、両製品とも着実に採用が拡大しました。中国および日本においても市場浸透が進んでいます。これらの市場においては、効率的な薬事プロセスと、イノベーションを促進するための充実したインセンティブにより、画期的な治療薬を患者さんへ迅速に届けることが可能となりました。

特発性肺線維症(IPF)および進行性肺線維症(PPF)の治療薬であるジャスケイド®は、新たな治療選択肢に対する高いニーズを背景に、長年にわたり治療の進歩が限られていた領域において順調な市場浸透を示しました。ジャスケイド®は、米国、中国、日本に加え、タイ、アラブ首長国連邦、英国およびブラジルで承認されており、現在EUでは欧州医薬品庁(EMA)による承認審査が進められています**。

また、HER2遺伝子変異陽性の進行性非小細胞肺がんに対する経口薬であるヘルネクシオス®を米国や中国、そして日本で上市することで、10年ぶりとなるオンコロジー領域への再参入を果たしました。ヘルネクシオス®を欧州の患者さんに提供できる時期は、第3相試験データが得られた後、2028年以降となる見込みです。

2026年上半期も後期段階にあるパイプラインの開発を着実に進め、オンコロジーおよび心腎代謝疾患領域において大きな進展を遂げました。Survodutideの第3相試験における良好な結果は、同剤が過体重および肥満に加え、代謝の改善および肝臓の健康にも貢献する可能性を示しました。さらに、次世代トリプルアゴニストの開発進展は、肥満および代謝性疾患領域における幅広いポートフォリオの構築を目指す当社の取り組みを裏付けるものです。

オンコロジー領域においては3つの第3相試験を開始し、個別化医療の拡大に向けた取り組みをさらに強化しました。がん免疫療法の候補であるobrixtamigや、腎疾患を対象とするapecotrepなどの重要な開発品についても開発を進展させました。研究も引き続き順調に進捗しており、新たに5つの化合物が臨床試験段階に入りました。医療用医薬品事業の研究開発パイプラインは約80のプロジェクトに及びます。

アニマルヘルス事業:新製品の上市と新興動物疾病への対応に注力

アニマルヘルス事業の2026年上半期の売上高は26億ユーロ(前年同期比0.4%*増)となりました。これは、複数の国での消費者の価格意識や動物病院の受診件数の減少を背景に、アニマルヘルス市場の成長が緩やかになっていることを反映しています。

当社は、2026年の上市計画を着実に進めています。例えば、乳牛の乳房炎予防をさらに進展させる新たなワクチンLENZELTA®は欧州の複数の国で上市されました。また、犬の心雑音検出を支援するAIベースのソリューションであるEko Vet+™ | CANINEBEAT® AIは、米国、英国およびドイツで導入されています。さらに、本年初めに米国食品医薬品局(FDA)から緊急使用許可(EUA)を取得したことを受け、米国におけるラセンウジバエ症(New World screwworm)をはじめとする新興動物疾病への対応支援も継続して行っています。

アニマルヘルス事業においても研究開発パイプラインは着実に進展しており、感染症、非感染性疾患および寄生虫駆除の各領域で有望な開発候補品を有しています。これは、ペット、馬およびライブストック(畜産動物)分野における将来のイノベーションを支える確固たる基盤となっています。

今後の見通し

今後、当社は直近の上市製品の市場浸透、開発パイプラインの重要なマイルストーンの達成、ならびにイノベーションへの継続的な投資が、本年後半およびそれ以降の業績を支えると見込んでいます。同時に、外部環境の変化に的確に対応しながら、バランスのとれた規律ある成長戦略を維持していきます。

*売上高成長率は為替影響調整後

ベーリンガーインゲルハイムについて

ベーリンガーインゲルハイムは、人と動物の健康に貢献するバイオ製薬企業です。研究開発における業界トップクラスの投資を行い、アンメットメディカルニーズの高い分野で、より長くより良い生活を送ることを可能にする画期的な治療法の開発に注力しています。1885年の創業以来、ベーリンガーインゲルハイムは株式を公開しない独立した企業形態により、長期的な視点を維持し、バリューチェーン全体にサステナビリティを組み込んだ活動を行っています。より健やかでサステナブルかつ公平な未来を築くため、約5万4,300人の社員が130以上の市場で活動しています。