ベーリンガーインゲルハイム 2024年に日本において前年を上回る業績を達成 | Boehringer Ingelheim JP

ベーリンガーインゲルハイム 2024年に日本において前年を上回る業績を達成

日本/東京, 2025年05月27日

報道関係者向け情報

このホームページでは、国内の報道関係者の方々を対象に、ベーリンガーインゲルハイムジャパングループ各社の情報ならびに関連情報をご提供しています。一般の方に対する情報提供を目的としたものではありませんのでご了承ください。

2025年5月27日 日本/東京

日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役会長 兼 社長:ヤンシュテファン・シェルド、以下、日本ベーリンガーインゲルハイム)およびベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役会長:ヤンシュテファン・シェルド、以下、ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパン)は本日、2024年(1-12月)の日本の業績について発表しました。

日本ベーリンガーインゲルハイム(医療用医薬品事業)

医療用医薬品事業の2024年の売上高は、主力製品であるジャディアンス®ファミリーとオフェブ®に牽引され2,513億円(薬価ベース*2、前年比8.4%増)となり、2019年より6年連続の増収を達成しました。2024年にジャディアンス®ファミリー、トラゼンタ®、オフェブ®を、250万人以上の患者さんに提供しました。

SGLT2阻害薬のジャディアンス®は、786億円(前年比32.7%増2)となりました。この大幅な売上の伸長には、ジャディアンス®が2024年2月、2型糖尿病と慢性心不全に加えて、3番目の適応症となる慢性腎臓病の国内製造販売承認を取得したことが寄与しました。ジャディアンス®とDPP-4阻害薬トラゼンタ®の配合剤である2型糖尿病治療薬のトラディアンス®は、343億円(前年比18.2%増2)でした。ジャディアンス®とトラディアンス®の2製品によるジャディアンス®ファミリーの売上は1,129億円(前年比27.9%増*2)となり、初の1,000億円超を達成しました。

抗線維化剤で特発性肺線維症(IPF)および全身性強皮症に伴う間質性肺疾患(SSc-ILD)、進行性線維化を伴う間質性肺疾患(PF-ILD)の治療薬であるオフェブ®の売上は667億円(前年比9.4%増2)となり、抗線維化剤市場におけるトップシェア2を維持しました。

オンコロジー領域ではゾンゲルチニブ(一般名、開発コード:BI 1810631)の開発を進展させ、HER2遺伝子変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がんを対象として2025年、日本国内における製造販売承認申請を行いました。当社はゾンゲルチニブを皮切りに、オンコロジー領域への注力を強化してまいります。

ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパン(アニマルヘルス事業)

アニマルヘルス事業の売上高は、219億円(卸売出荷ベース3、前年比2.7%増)となりました。売上全体の80%を占めるコンパニオンアニマル(ペット)分野では、ネクスガード®ファミリーを中心とした主力の犬猫用寄生虫駆除薬が138億円(卸売出荷ベース3、前年比6.5%増)となり、引き続きマーケットシェア50%以上を占め、存在感を示しています。

2024年9月に上市した猫用糖尿病治療薬センベルゴ®は、ベーリンガーインゲルハイムが長年にわたり糖尿病領域のヒト用医療用医薬品の研究開発で得た知見を生かして開発されました。猫用の糖尿病治療薬として日本初の1日1回経口投与の液剤タイプのSGLT2阻害薬で、これまで1日2回12時間おきに注射投与を必要とするインスリンでの治療環境下で制限されていた、猫や猫オーナーの日常生活の負担を大きく改善することが期待されます。センベルゴ®は多くの猫オーナーや獣医師に受け入れられ、2023年秋に液量を半分にすることで猫の負担を軽減、獣医師の取り扱いやすさも向上した猫用ワクチンのピュアバックス®各種、犬の心臓病治療薬ベトメディン®とともにコンパニオンアニマル分野を下支えしました。なかでもベトメディン®は2025年3月にそれまでのチュアブルタイプなどに加え液剤タイプが発売され、今後のさらなる成長が期待されます。

ライブストック(畜産動物)分野では、2024年9月に豚用ワクチンのエンテリコリックス®を発売しました。エンテリコリックス®は、妊娠中の母豚に投与することにより移行抗体を増強させ、その初乳を摂取した産子が免疫を獲得することを目的とした不活化ワクチンです。大腸菌症、壊死性腸炎に加え、浮腫病に対する効能または効果を有する唯一*4の多価ワクチンであり、仔豚はもちろん、ワクチン接種や飼育豚の管理にあたる獣医師と畜産農家にとって有用性の高い製剤です。牛用ワクチンのボベラ®、鶏用ワクチンのバキシテック® HVT+IBDなどとともにアニマルヘルス事業の成長の原動力となりました。

サステナブル・ディべロップメント

ベーリンガーインゲルハイムは「Sustainable Development for Generations(SD4G:世代を超えた持続可能な開発)」という枠組みを掲げ、日本においてもサステナビリティの取り組みを積極的に推進しています。

ヘルスケア分野では、2025年1月に佐賀県多久市と連携協定を締結し、健康寿命の延伸や医療費の適正化を目的としたデータヘルス推進プロジェクトを始動しました。このプロジェクトには、2023年より多久市と検証してきた国保データベースを用いた「糖尿病合併症リスク予測モデル」を本格的に活用し、糖尿病合併症や慢性腎臓病などのリスクを予測し、保険事業に生かす活動が含まれます。多久市との協働において得られた知見を、将来的にはさらに広範な地域の保健事業に展開することを目指しています。

環境分野については2024年、医薬品の包装工程で発生する包装材の廃材を従来比で70%以上削減できるエコスクラップ技術を、包装機械メーカーのCKD株式会社と協働を通じて世界で初めて実用化しました。エコスクラップ技術が製薬業界において普及することで、業界全体の環境負荷低減につながることを期待しています。

またベーリンガーインゲルハイムは、人や動物のウェルビーングや環境負荷低減につながる社会貢献活動への社員の参加を奨励しています。2024年、日本で延べ1,487人が社会貢献活動に参加しました。私たちは今後も、社員が自発的に社会貢献活動に取り組むことができる環境を醸成してまいります。

日本におけるベーリンガーインゲルハイムグループのカントリー・マネージング・ディレクター*5を務めるヤンシュテファン・シェルドは、次のように述べています。

「2024年、日本において多くの患者さんの治療に貢献できたことを嬉しく思います。ベーリンガーインゲルハイムは、グローバル全体で過去最高の水準で研究開発への投資を継続しています。日本においても引き続き研究開発に注力し、患者さんに新しい治療選択肢をいち早くお届けすることに尽力します。そして、2025年も『Life forward』をスローガンに、画期的な治療法の創出やサステナビリティへの取り組みなどを通じて、人と動物のかけがえのない日常への貢献を続けてまいります」

*1ジャディアンス®、トラディアンス®、トラゼンタ®、オフェブ®の4製品

*2医療用医薬品売上高はすべて薬価ベース

*3出典 富士経済「2024 年版 動物薬・注目疾患市場の競合分析と最新市場動向要覧」

*4 2024年9 月発売当時

*5日本におけるベーリンガーインゲルハイムグループ3社の責任者(日本ベーリンガーインゲルハイム 社長 兼 会長、ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパン 会長、ベーリンガーインゲルハイム製薬 会長)のポジション

ベーリンガーインゲルハイムについて

ベーリンガーインゲルハイムは、人と動物の健康に貢献するバイオ製薬企業です。研究開発における業界トップクラスの投資を行い、アンメットメディカルニーズの高い分野で、より長くより良い生活を送ることを可能にする画期的な治療法の開発に注力しています。1885年の創業以来、ベーリンガーインゲルハイムは株式を公開しない独立した企業形態により、長期的な視点を維持し、バリューチェーン全体にサステナビリティを組み込んだ活動を行っています。より健やかでサステナブルかつ公平な未来を築くため、約5万4,500人の社員が130ヵ国以上で活動しています。